ティッピング・ポイント

ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

物事の流行度というのは、じわじわ単調に定常的に増加していくのではなくて、あるところで突然ぶわっと大きくなる。という現象の背後にある構造を解説した本。まだ2章の途中なんだけど、基本的には、ネットワークの理論のスモールワールドのような話が続くのだと思われる。この本の興味は、抽象的なネットワークの構造の一般論ではなく、人間の社会の中での流行という現象の振る舞いである。なので、非常に具体的な話が多く、読み物として読むには良い。

歴史の方程式―科学は大事件を予知できるか

歴史の方程式―科学は大事件を予知できるか

これを読んで以来、「複雑系」にはまっているので、心の琴線のそこの部分に刺さった。

また、中心的なテーマでは無いけど、流行を広めるには「ハブ」になるやたら人脈の広い人がキーになるので、人脈の広い人の行動パターンについて少しだけ言及がある。自分も最近は人脈を広めたいと考えているので参考にしよう。

元々は、同じ著者の別の本を探したんだけど見つからなかったのでこれを借りたんだけど、最初に借りたかった本が何か思い出せない。