題材の本

微分幾何の基本概念 (Springer UTMシリーズ)

微分幾何の基本概念 (Springer UTMシリーズ)

微分幾何の勉強には、この本を使っています。これまで、何冊か微分幾何多様体の本にチャレンジして挫折してきたけど、これはめげずに頑張れています。思うに、多様体の導入はかなり後半まで締め出しておいて、「$n$次元のまがった空間」として、「$f:\mathbb{R}^{n+1} \rightarrow \mathbb{R}$の等高面」というかなり具体的な対象だけなのが、非常に分かりやすくて良いです。「リーの括弧積」やら「共変微分」やら今まで抽象的な空間で定義されていてよくわからなかったものの意味が、具体的に分かるようになりました。