エンジニアの歩む道の1つの例

id:naoyaさんの日記より。エンジニアの不安と壁 - naoyaのはてなダイアリー

ずっと抱いていたエンジニアとしての不安 ― 自分はプログラマとして自分の技術を誇れる日が来るだろうか? という気持ち。 Web API を操作してああしてこうやればこんなアプリケーションが作れる。このデータとこのデータをあのライブラリに放り込めばこんな風に綺麗なグラフが描ける。そういう知識を次々と溜め込んでいけば、いつか不安は解消されるんじゃないか。そう思っていた時期もありました。でもそれを続けても、不安は解消されないばかりかなぜか益々大きくなっていくばかりでした。そんな不安を払拭するのに必要だったのが、ここまで述べたような道のりだったように感じます。

自分が会社に入って漠然と感じていることだったのでメモ。自分の居るのは金融で、業界は違うのだけれども。社会人デビュー以来を振り返ると、

会社に入って、自分の能力の低さに焦る

断片的に、あんなモデルがある、とか、こんなツールがある、アルゴリズムがある、というのを詰め込む。

イマイチ現状に不満足あるいは漠然とした不安←イマココ

という感じで、次の一手をどうすべきか?そもそも、何が足りないと感じているのか?が最近の問題だった。けど、上のエントリを読んで、何となく視界が少し開けた気がする。今、自分が足りないと感じているのは、凄く陳腐な表現だけれども、「一本芯の通った知識 or スキル」という感じだろうか。あるいは、「未知の問題が来ても、少なくとも「途方に暮れて手も足も出ない」状態にならないで済む、適切に整理された知識のデータベース」のような感じか。具体的で個別的な壁の乗り越え方をいくら積み上げても、多分安心感は得られない。白い白鳥を何羽観察しても、次のは黒いかもしれない、と思ってしまうから。

単純な知識だけでなく、メタな感じに、自分のスキルを磨く方向に舵を切ろう。