稲森宣生「数理統計学」

を読む。基本的には、初等的なレベルをターゲットにしていると思うのだけど、分布の紹介と一般線形モデル(回帰と分散分析)だけでなく(普通の初等的教科書はほとんどこれだけだと思う)、Cramer-Raoの不等式や漸近論の初歩など推定検定の一般論も載っているのが特徴的でお薦め。一応、理論統計の研究室で修士を取ったんだけど、今更こんな入門書を勉強していると知られたら先生に怒られそうだ。