Raspberry Pi:SSHで接続出来るようになるまで

概要

Raspberry Piを箱から出して、自宅LANの中でSSH接続出来るようになるまでの手順メモ。

用意したもの

RPiに繋ぐモニタ、キーボードは用意せず、LAN経由のsshログインだけで何とかする。

SDカードの準備

RPiを動かすためのOSをSDカードにインストールする。RPiのサイトから、ディスクイメージを落としてきて、SDカードに書き込む。
まず、ディスクイメージをRaspberry Pi|Downloadsから落とす。OSは、Raspbian wheezyを選択した。無難に。
次に、SDカードをMacに差す。

$ diskutil list

とすると、SDカードが/dev/disk#(#は数字)と認識されているはずなので、それを確認。で、対象ディスクをアンマウントした後で、ddコマンドでディスクイメージをごそっと書き込む。

$ diskutil unmountDisk /dev/<disk#>
$ sudo dd bs=1m if=<イメージファイル> of=/dev/<disk#>

参考サイト:eLinux.org|RPi Easy SD Card Setup

RPiの起動とIPアドレスの特定

SDカードをRPiに差し込んで、micro USB経由で給電すれば、勝手に起動する。起動時に勝手にsshdが立ち上がっていて、

  • id:pi
  • password:raspberry

でログイン可能。
IPアドレスDHCPで勝手に割り当てられていて不明なので、192.168.3.1から順にpingを絨毯爆撃。

固定IPの設定

IPを固定にする。/etc/network/interfacesファイルをいじる。

auto lo
iface lo inet loopback

auto eth0 
iface eth0 inet static 
  address 192.168.3.101
  netmask 255.255.255.0
  network 192.168.3.0
  gateway 192.168.3.1
  dns-nameservers 192.168.3.1
  broadcast 192.168.3.255 

allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet manual
wpa-roam /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
iface default inet dhcp

eth0がイーサネットポートなので、こいつの設定をちゃんと書けば良い。interfacesファイルの文法は、Debian リファレンス|5.5.2. "/etc/network/interfaces" の基本的なシンタックス

その他

  • ユーザの追加はadduserコマンド
    • useraddというコマンドもあるけど、「adduser使え」とmanに書いてある。
  • .ssh/authorized_keysファイルの編集
    • ログイン元の公開鍵を買いておけば、パスワード入力が不要になる。
  • /etc/sudoersの編集にはvisudoコマンドを使う
  • sudo raspi-config --expand-rootfs で、SDカードを容量一杯使えるようになる。最初は2GB分しか使えないらしい。
  • sudo vcgencmd measure_temp で、CPUの温度を計れる。
  • sshのログイン元の/etc/hostsファイルを編集